若手の底上げのチャンス。化学反応を起こせば悲願も
GOOD 投打の若手が急成長、ルーキーの活躍にも注目
BAD 鳥谷の次が育っていない、大幅な戦力アップはなし
和田監督は「球団創立80周年での日本一」という大命題を背負い、シーズンに臨む。だが、与えられた補強戦力は、ほぼ新人選手たちのみ。若返りを図りながらチームを一つにまとめ悲願へと突き進む。その中で、頼りになるのが、先発4本柱だ。
メッセンジャー、能見、藤浪、岩田に1年間しっかりと先発ローテを守ってもらわないと、すべての計算が狂う。だが、調整具合を見る限りは心配なさそうだ。
これに5、6番手の先発を岩本、岩崎、岩貞、金田、秋山、石崎、横山などの若手で競わせたが、オープン戦でそれぞれに結果を残しており、戦力的にほかの球団と見劣りしないレベルにまで来ている。調子のいい投手から常にフレッシュな状態で5、6番手として起用することが可能となり、相乗効果が見込まれそうだ。
中継ぎ陣も支配下登録となった島本が好投を続け、松田も順調な仕上がりを見せるなど、レベルアップした。セットアッパーの福原が古傷再発で離脱したが、抑えの
呉昇桓が安定していることで、若手に経験を積ませることができ、投手陣の底上げが着実に行われるシーズンになりそうだ。
一方、野手では、鳥谷の残留で、昨年開幕直後の西岡の戦線離脱によりできなかった「一番・鳥谷」の形が実現する。二番・上本という足でも技でも相手投手にプレッシャーをかけられる布陣で臨む。ただ・・・
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