異様なまでの興奮が球場を包んだ。1994年のブレーク以来、5年連続首位打者を続けてきたオリックスのイチローと横浜高時代、“平成の怪物”と言われた西武の新人・松坂大輔の初対決。それは孤高の存在になりつつあった“史上最高の天才打者”に、新たなるライバルが登場した日でもあった。 イチローを3つめの三振に打ち取り、後…