今季限りでユニフォームを脱ぐことを表明している阿部慎之助の、悲願、「日本一奪回」は叶わなかった。シリーズ4連敗で19年の現役生活を終えたが、そこに涙はなかった。 第1戦の2回に巡ってきた第1打席、ソフトバンク先発・千賀滉大の152キロのストレートをとらえた打球は、超満員のヤフオクドームの歓声、悲鳴を切り裂…