第78回全国高校野球選手権大会の決勝は、熊本工と松山商、古豪同士の激突となった。長い歴史を誇りながら、甲子園では初めての対戦だった。9回二死走者なしから追いついた熊本工は、延長10回、一死満塁という絶好のサヨナラのチャンス。そこで、選手交代したばかりの松山商のライトへ、優勝を決めるようなフライが上がった…