金田は、強い言葉力を持っていた選手でもあった。最後に1964年の国鉄時代に、本誌で連載していた手記『プロ野球なで斬り帖』から、いくつか“金言”を拾ってみた。 「ピッチャーはあぶないところに投げていくところに救いがある。バッターが狙っている。そこへ投げ込む。火花が散る。これがおもしろいのだ。逃げた場合には…