もがき続けたが、出口が見えなかった。吉川光夫にとって節目の10年目のシーズンはほろ苦かった。 4年ぶりのパ・リーグ制覇、CSも突破したが、素直に喜びの輪に加われなかった。開幕から先発ローテーション入りしたが、不振で二軍へ降格もした。「与えられたところで投げるだけ」と覚悟を決め、代役守護神に抜てきも…