---- 身体能力の高さは誰もが認めるところ 迷いは一切なかった。8月31日の日本ハム戦(楽天生命パーク)。1対0で迎えた8回二死一、二塁。辰己涼介はカクテル光線を浴びながら、一目散に飛球を追い掛けた。そして、勢いよく跳ねた――。 代打・田中賢介の放った中前への打球をダイビングキャッチ。一打同点の危機を救った…