ブルペンにいつもと違う緊張感が漂っていた。その空気を切り裂くように、和田毅投手が投げたボールが鋭く捕手のミットに突き刺さる。2月6日、和田がブルペンで投球練習を行った。捕手が立った状態で28球。これまで傾斜の確認のためにブルペンでキャッチボールをしたことはあったが、投球練習としては昨年の5月以来、実に9…