文=平野重治 9月15日付の読売新聞のスポーツ面、三木修司編集委員の「視界良好」はちょっと面白かった。大相撲で大番狂わせがあったときは、よく座布団が乱れ飛ぶが、この“風習”が盛んになったのは、そう古いことではないという。1909年開場の旧両国国技館時代から、あったことはあったらしいのだが、事あれば必ず座布団…