中学から大学まで、10年間も英語を学びながら、最後まで読み通した英文著作はジョージ・オーウェルの、寓意的な『動物農場』とスペイン戦争が舞台の『カタロニア讃歌』の2冊のみ。前者は辞書だけで読めたが、後者は橋口稔さんの名訳が筑摩書房から出ていたので、これと首っぴき。そのうち、橋口訳があまりに面白いので、…