2月になっても“五郎丸ブーム”はいっこうに衰える気配がない。一スポーツ選手がたった1回のパフォーマンスでこれほどまでに日本人の心をトリコにしてしまった例がほかにあるだろうか。筆者の記憶では、1958年の巨人・長嶋茂雄以外には思い当たらない。長嶋は58年1シーズンのパフォーマンスで、それまでのどのプロ野球選手…