2007年9月6日の中日戦でプロ初安打初打点をマークした坂本 打席に入った背番号61の背中が、ひと際大きく見えたという。三塁コーチャーズボックスに立っていた伊原春樹氏の脳裏をよぎったのは二軍戦での一撃だ。その選手は闘病中の母親を試合に呼び、目の前で見事にホームランをかっ飛ばしていた。 「度胸があるし、何か…