沢村の前に立ちはだかった阪神の猛者・景浦将 1936年の年度優勝決定戦、つまり日本プロ野球初代王者を決める戦いは、12月9日から当時の呼称で言えば「東京市城東区南砂町4丁目」の洲崎球場で行われた。海近くの埋立地につくられ、満潮時にはグラウンドが浸水し、選手が船で避難することもあった球場だ。9日の初戦、気温は…