歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- 長嶋が引退、王が離脱 1975年、指揮官1年目の巨人・長嶋監督 1975年から76年にかけては、巨人の歴史において、もっとも激動の時期だったといえるかもしれない…