歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- プロ野球の原点 阪神・景浦将 いま、プロ野球20世紀の名勝負、中でも個と個の対決で至高のものを選ぶとしたら、もっとも票を獲得しそうなのは、江川卓と掛布…