歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- 東尾との“真剣勝負” 本塁打を打つことにこだわり続けた門田 1979年にアキレス腱を断裂、そこから本塁打に照準を絞って復活を遂げた南海(現在のソフトバンク…