「第2のグリップエンド」でチーム打撃に徹した土橋勝征 チームの層を厚くするのは、個性だ。四番打者のようなホームランバッターだけを9人並べても勝てない。1990年代、野村克也監督の下で黄金時代を築いたヤクルトは、まさにそんなチームだった。古田敦也をブレーンに、高津臣吾(現監督)や池山隆寛(現二軍監督)らを中心…