自分と同じ世代にはどんな選手がいて、その選手たちだけでオーダーを組んだらどうなるのか。ここでは編集部の独断と偏見(?)で、他のページで登場しない全19世代のベストナインを作成。隠れた“最強世代”はどこだ!? ※当該ポジションに現役選手がいない場合はOBを「助っ人」として掲載。選手の所属は現在のチームのみを表記し、OB選手は最終所属チーム(NPB)。年代はそのカテゴリーの4月2日生まれ〜翌年の4月1日生まれの選手で構成。 1994年生まれ 大谷&藤浪のビッグ2世代 1990年生まれ 次代のスター候補世代 1988年生まれ 球界を背負うプラチナ世代 1973年生まれ レジェンドが揃うイチロー世代 1980年生まれ 生き残りを懸ける“松坂世代”
1996年・粒のそろったNEXT世代
この世代を代表するのは高橋と
安樂智大(E)の両右腕。じっくり育成する方針の安樂に対し、高橋はいきなり5勝をマークしてライバルに差をつけた。安樂はシーズン終盤に一軍昇格、初登板初勝利を挙げている。高卒1年目から一軍でプレーした選手は少ないが、その中でピックアップしたいのは淺間と岡本。淺間は46試合、岡本は17試合を経験。このドライチ4人衆が世代をけん引する。
投手 高橋光成(L) 捕手 栗原陵矢(H) 一塁 古澤翔吾(H) 二塁 宗佑磨(Bs) 三塁 岡本和真(G) 遊撃 高濱祐仁(F) 左翼 香月一也(M) 中堅 淺間大基(F) 右翼 脇本直人(M) DH 清水優心(F) この年のデータ ■
優勝チーム:セ=
巨人、パ=
オリックス、日本一=オリックス
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甲子園優勝:春=鹿児島実高[鹿児島]、夏=松山商高[愛媛]
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同学年の他競技のアスリート:白井健三(体操)、高梨沙羅(スキー)
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主な出来事:アトランタ五輪、渥美清さん死去、神戸連続児童殺傷事件
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流行語:失楽園、たまごっち、もののけ姫
1995年・未来の明るい「新松井」世代
かつては
松井秀喜(G)、
松井稼頭央(E)が球界を彩ってきているだけに、この世代を「新松井世代」と呼びたい。常に世代のトップを走ってきた松井裕。1年目こそ低迷したこの左腕だが、抑え定着後は才能が開花。将来的には先発再転向も期待される。そのボールを受けるのは森。捕手としての出場機会は少ないが、「打てる捕手」としての期待大。上林も非凡な打撃の才能を発揮しつつある。
投手 松井裕樹(E) 捕手 森友哉(L) 一塁 和田恋(G) 二塁 奥村展征(G) 三塁 奥浪鏡(Bs) 遊撃 渡邉諒(F) 左翼 関根大気(DB) 中堅 上林誠知(H) 右翼 横田慎太郎(T) DH 石川亮(F) この年のデータ ■
優勝チーム:セ=
ヤクルト、パ=オリックス、日本一=ヤクルト
■
甲子園優勝:春=観音寺中央高[香川]、夏=帝京高[東京]
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同学年の他競技のアスリート:南野拓実(サッカー)、桐生祥秀(陸上)
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主な出来事:横綱・貴乃花と河野景子さん結婚、ゆりかもめ一部開業
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流行語:無党派、NOMO、がんばろうKOBE
1993年・V右腕を擁するポストダル世代
才能あふれる長身右腕が「○○のダルビッシュ」と呼ばれるようになってきた。その代表格が「九州のダルビッシュ」と呼ばれたドラフト1位、高卒4年目の武田だ。15年には自己最多の13勝。鷹の若きエースとなった。本来は捕手だが打撃のいい近藤、西田、長江、高橋の内野陣は、潜在能力抜群の選手たちがそろった。捕手の高城は守備で強肩を発揮。打撃面が向上すれば大きな武器となる。
投手 武田翔太(H) 捕手 高城俊人(DB) 一塁 西田直斗(T) 二塁 永江恭平(L) 三塁 近藤健介(F) 遊撃 高橋周平(D) 左翼 石川慎吾(F) 中堅 川上竜平(S) 右翼 乙坂智(DB) DH 桑原将志(DB) この年のデータ ■
優勝チーム:セ=ヤクルト、パ=
西武、日本一=ヤクルト
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甲子園優勝:春=上宮高[大阪]、夏=育英高[兵庫]
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同学年の他競技のアスリート:逸ノ城駿(相撲)、井上尚弥(ボクシング)
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主な出来事:Jリーグ開幕、新党ブーム、逸見政孝氏死去
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流行語:Jリーグ、サポーター、規制緩和
1992年・攻守走に秀でたトリプル3世代
15年に打率.329、38本塁打、34盗塁と活躍した山田にあやかり「トリプルスリー世代」と命名した。ほかでは西川や駿太が攻守走のバランスが整った選手と呼べそうだ。ただ、それ以外の選手は一軍経験がありながらもレギュラーをつかんでいるとは言いがたい。投手は通算16勝の宮國としたが、速球派の
千賀滉大(H)、中継ぎで奮闘中の
塚原頌平(Bs)も伸び盛りの右腕だ。
投手 宮國椋丞(G) 捕手 斐紹(H) 一塁 牧原大成(H) 二塁 山田哲人(S) 三塁 吉川大幾(G) 遊撃 三ツ俣大樹(D) 左翼 谷口雄也(F) 中堅 駿太(Bs) 右翼 西川遥輝(F) DH 榎本葵(E) この年のデータ ■
優勝チーム:セ=ヤクルト、パ=西武、日本一=西武
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甲子園優勝:春=帝京高[東京]、夏=西日本短大付高[福岡]
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同学年の他競技のアスリート:鶴見虹子(体操)、宮市亮(サッカー)
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主な出来事:東海道新幹線「のぞみ」運転開始、尾崎豊死去
■
流行語:きんさん・ぎんさん、ほめ殺し、冬彦さん
1991年・いよいよ輝き始めた雄星世代
高校時代の活躍度から「雄星世代」とも呼ばれるこの年代の選手たち。その主役、菊池が15年に自己最多タイの9勝を挙げ、ようやく本領を発揮し始めている。その菊池以上に台頭してきたのが・・・
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