取材・文=鶴田成秀 一度も負けずに終えた最後の夏。それでも、この左腕に“慢心”の二文字はない。 「甲子園では、うまく内角を突けなかったので、この大会というか、これからは内角をうまく突いていかないと投球の幅を広げられない」 そう語ったのは、一次ラウンド第2戦のアメリカ戦のあと。翌日の先発マウンドを控…