19歳の松坂大輔は口をとがらせた。1999年末、西武1年目を終えた松坂がイチローと対談取材に臨み、「『天才対怪物』というマスコミがつけたこの呼び名を、どう思っているんですか」と問われた際の答えだ。 甲子園春夏連覇、しかも夏の決勝はノーヒットノーランを飾り、プロでもデビュー戦で155キロをマーク。さらに初…