勝利を引き寄せたのは、聖澤諒のバットだった。6月11日の広島戦(Koboスタ宮城)。同点に追いついた直後の8回、二死一、三塁だった。広島の2番手・ヘーゲンズのカットボールを強振すると、しぶとく一、二塁間を破る決勝の適時打。「もうちょっと、会心の当たりを打つ予定だったんですけどね」と笑顔で振り返った。 …