野村克也が語る「クビ宣告から契約」

  • 「お前の肩では一軍のキャッチャーは無理」と烙印  前々号の話の続きである。  プロ入り1年目のオフ、契約更改だと思って行った先で、課長からクビを宣告されてしまった。しかし、田舎に帰ったところで仕事のあてもない。私は一人、寮で途方に暮れた。  そして翌日、再び課長に会いに行き、頭を下げた。 「2年も3年も

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