大分は今夏、春夏を通じて初の甲子園出場を決めた。原動力となったのは、春の九州大会で最速150キロを計測した右腕エースだ。「球速」が取り沙汰される中でも、夏の地方大会では勝利に徹しスピードは封印。個人的な欲を我慢する中で、新たな投球スタイルの構築につながった。 夏の甲子園での129球。日本文理との1回戦で…