ヤクルトのベンチには欠かせない男がいる。誰よりも声を出し、オーバーリアクションでベンチを盛り上げている森岡良介、30歳。ヤクルトの元気印には、笑顔がよく似合う。だがそれは悩み、苦しみ、もがいたからこそ、輝いて見えるのだ。今もなお、試練とぶつかりながら決して下を向かない背番号10はその逆境を力に変え、笑…