自信も意地もあった。だが、投手とかみ合わぬリードが続く中で、一つの“気づき”から変わった意識。“絶対”でなくてもいい──。干し餅のように、必要とされるときを待ち、自らの役割を全うする。胸に秘める思いが、今季の飛躍を支えていた。 文=喜瀬雅則、写真=石井愛子 心に刺さった格言 2つのルーティンから朝が始まる。…