歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 ---- 「ほとんど三振ですよ」 大選手へと成り上がった野村だが、若いころは苦労の連続だった(左は大杉勝男、右は張本勲) 野村克也が生まれたのは、日本海に面し…