苦しんだ末の“通過点” 待ち焦がれた一打が、やっと、やっと出た。5月9日の西武戦(メットライフ)の8回一死一塁。第4打席を迎えた内川聖一は、この回から代わった武隈のチェンジアップに逆らわずバットを出した。ライナー性の当たりがセカンドの頭を超える。その瞬間、一塁ベンチのチームメートに向かって右腕を突き上げた…