プロ10年目で初めて一軍登板なしという屈辱を味わった浅尾拓也に、反論の余地はなかった。11月8日の契約交渉で球団から提示されたのは、減額制限いっぱいとなる25%減の7350万円。5年連続のダウンを受け入れるしかなかった。 「やれなかったので、しょうがないかなと」 2011年にMVPを獲得して以降、満足な結果を残…